エントロピー増大の法則
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ーまただ。ー
ちゃんと閉めたはずなのにクローゼットの扉がうっすら開いている。
朝起きると必ず扉が少し開いているのだ。
建て付けが悪いのかなあと思いながら、扉を閉める。
心機一転。シンプルで素敵な部屋を目指した私は、早朝から床も見えないほど散らかした部屋の掃除を始めた。
ゴミ袋に仕分けしながら、どんどん不要なものを放り込んでいく。
狭い部屋になんでこんなにモノが溢れているんだろう、マメに片付けていたはずなのに。
ゴミ捨て場と部屋を往復すること10回、やっとさっぱりした部屋が出来上がった。
「疲れたー。でも明日の朝は快適起床だよね」と独り言を言いながらベッドに倒れ込むとそのまま寝てしまった。
「うふ、うふふ」「頑張ったみたいね」「でも、、、ね」
クローゼットの扉が静かに開く。
半分透き通った小さな人影が部屋にわらわらと出てくる。
私にそっくりな人影はせっせと部屋を散らかし始めた。
ちゃんと閉めたはずなのにクローゼットの扉がうっすら開いている。
朝起きると必ず扉が少し開いているのだ。
建て付けが悪いのかなあと思いながら、扉を閉める。
心機一転。シンプルで素敵な部屋を目指した私は、早朝から床も見えないほど散らかした部屋の掃除を始めた。
ゴミ袋に仕分けしながら、どんどん不要なものを放り込んでいく。
狭い部屋になんでこんなにモノが溢れているんだろう、マメに片付けていたはずなのに。
ゴミ捨て場と部屋を往復すること10回、やっとさっぱりした部屋が出来上がった。
「疲れたー。でも明日の朝は快適起床だよね」と独り言を言いながらベッドに倒れ込むとそのまま寝てしまった。
「うふ、うふふ」「頑張ったみたいね」「でも、、、ね」
クローゼットの扉が静かに開く。
半分透き通った小さな人影が部屋にわらわらと出てくる。
私にそっくりな人影はせっせと部屋を散らかし始めた。
ファンタジー
公開:20/10/17 07:49
東京生まれ。
読書するジャンルは時代もの多め。ふふ。
*プロフィールお堅いので変えました。
書くの面白くて連投しましたが、長く続けるためにゆるゆるやっていこうかな。
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