絶対つかミットる
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野球が大の苦手だった博士。特にボールのキャッチは成功した試しがなかった。
博士は『野球が不得意なのは道具のせい』という自論を証明するため、ボールを確実にキャッチするミットの研究を始めた。
試作品第一号は、ボールをキャッチしようとした瞬間腕があらぬ方向を向いて実験中止。改良するも今度はキャッチの衝撃を受け流せない欠陥が発覚。しかし博士はめげなかった!
「完成だ!」
今博士の手にはめられているのは、装着者の身体能力の範囲内なら、どんなボールでも確実にキャッチする万能ミット。
博士は最終試験と称し、仲間を誘って野球をした。恐ろしく疲労感がたまったものの、全てのボールをキャッチすることができた。
「これでスポーツが苦手な人でも野球ができ――」
その時だった。空から小さな何かが降ってきた。博士の手が勝手に動き、キャッチ。
ミットを開くと、白くて悪臭を放つアレがこびりついていた。
博士は『野球が不得意なのは道具のせい』という自論を証明するため、ボールを確実にキャッチするミットの研究を始めた。
試作品第一号は、ボールをキャッチしようとした瞬間腕があらぬ方向を向いて実験中止。改良するも今度はキャッチの衝撃を受け流せない欠陥が発覚。しかし博士はめげなかった!
「完成だ!」
今博士の手にはめられているのは、装着者の身体能力の範囲内なら、どんなボールでも確実にキャッチする万能ミット。
博士は最終試験と称し、仲間を誘って野球をした。恐ろしく疲労感がたまったものの、全てのボールをキャッチすることができた。
「これでスポーツが苦手な人でも野球ができ――」
その時だった。空から小さな何かが降ってきた。博士の手が勝手に動き、キャッチ。
ミットを開くと、白くて悪臭を放つアレがこびりついていた。
SF
公開:20/10/15 22:20
お立ち寄りありがとうございます。ショートショート初心者です。
拙いなりに文章の面白さを追求していきたいと思って日々研究しています。
よろしくお願いします!
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