違いと違い

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「お前…寒くないの?」

「いや?お前は暑くないの?」

涼しげな気候の中、半袖の私が長袖の友人と話す。全く会話が噛み合わない中、涼しいなら長袖が普通なのかもしれないが…

「もう外でも半袖の人いないだろ?」

「いないな。ははは!」

もはや笑いしか出てこない。冬並みの気候の中、半袖でいる方がおかしいのかもしれない。

でもたまに冬でもランニングでいる人が……うん。あれはおかしいな。

「でも暑いんだよ。どうしようもないだろ?」

「いや、それでもなあ…」

友人は私の言葉を聞き、苦笑いを浮かべる。明らかに納得していないような表情だ。友人はある例を出して聞いて来た。

「街中にライオンがいる事は?」

「おかしいな」

「今のお前、そのライオンだよ」

私は友人の例えに首を傾げた。いやライオン…私ライオンなの?

「うん、俺は体感気温がおかしいんだな」

「そゆこと」

何か納得した…
その他
公開:20/10/13 18:50

勇と申します。
まずは書く楽しさを取り戻したいと思ってます。
ゆっくりと考えを変えていきます。
最近は気まぐれに更新中です。

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