タイムライン

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 心を許せる友達ばかりを招いたはずなのに、いつの間にかこの部屋に私の居場所は無くなっていた。郵便受けに届く手紙も無ければ、流れていく会話に私が入る余地は無い。もう鍵をかけてしまおう。中からも、外からも、もう誰の目にも触れないように。そして次の部屋を作るのだ。自分の居場所を作るために。別の自分を作るために。そうやって出来た小部屋に鍵をかける度、私の身体に空洞が出来ていく。新しい自分なんて、どこにも居ない。
その他
公開:20/10/13 01:53

如月十

きさらぎ とお です。
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