タフガイ2日目
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「性懲りもなくまた来おったな!」
娘の部屋に窓から侵入して来たボーイフレンドの太布貝(たふがい)に彼女の父は激昂した。
問答無用とばかりに右、左ストレート、膝蹴り、アッパーからの回し蹴り!!
「もうやめて、お父さん!」
娘は父にすがりついて止めた。
太布貝は床から起き上がった。
「いいんですよ弓子さん。その拳は、弓子さんをどれだけ愛しているかというお義父さん魂の叫びなんです。だったら僕はそれをすべて受け止めてみせます!」
弓子は泣いた。
「お父さんだって拳が痛いでしょう?太布貝君はこんなに私のこと思ってくれているって証拠なの!愛してくれてるの!だから…」
父は赤く腫上がった己の拳を見つめた。
「そうか。そうだな…」
ほんの一瞬、太布貝と父との間で爽やかな笑みが交わされた。
そして父は拳を強く握りしめた。
「くらええええええ!」
「こいやあああああ!!」
「まだやるのおおおおおおおお!?」
娘の部屋に窓から侵入して来たボーイフレンドの太布貝(たふがい)に彼女の父は激昂した。
問答無用とばかりに右、左ストレート、膝蹴り、アッパーからの回し蹴り!!
「もうやめて、お父さん!」
娘は父にすがりついて止めた。
太布貝は床から起き上がった。
「いいんですよ弓子さん。その拳は、弓子さんをどれだけ愛しているかというお義父さん魂の叫びなんです。だったら僕はそれをすべて受け止めてみせます!」
弓子は泣いた。
「お父さんだって拳が痛いでしょう?太布貝君はこんなに私のこと思ってくれているって証拠なの!愛してくれてるの!だから…」
父は赤く腫上がった己の拳を見つめた。
「そうか。そうだな…」
ほんの一瞬、太布貝と父との間で爽やかな笑みが交わされた。
そして父は拳を強く握りしめた。
「くらええええええ!」
「こいやあああああ!!」
「まだやるのおおおおおおおお!?」
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公開:20/10/11 12:47
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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