「知ってた」
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私、波良文乃。ピチピチの大学1年生。
入学して1週間。やっと初めての友達ができたから嬉しくって、家に帰って真っ先にお母さんに報告した。
「お母さんただいま!友達できた!」
「あらあら良かったわね。お名前は?」
「今野清花(こんのせいか)ちゃん!」
「こんの?……もしかしてその子、第三小学校出身?」
「そういえばそんなこと言ってたような。でも何でお母さんが知ってるの?」
「実はね」
「……えー!!」
清花、私たちの出会いは運命的かもよ。
私たちが友達になってしばらく経ったある日、清花が私に言った。
「波良って名字を聞くと小学校のこと思い出すんだよね。2年生の時、転校先の担任の先生が同じ名前だったから」
来た。ついに来たよこの瞬間が。
私はニヤケそうになるのを必死にこらえて、努めて冷静に返事をする。
「うん、知ってた」
「知ってた?どういうこと?」
「それ、私のお母さんだもん」
入学して1週間。やっと初めての友達ができたから嬉しくって、家に帰って真っ先にお母さんに報告した。
「お母さんただいま!友達できた!」
「あらあら良かったわね。お名前は?」
「今野清花(こんのせいか)ちゃん!」
「こんの?……もしかしてその子、第三小学校出身?」
「そういえばそんなこと言ってたような。でも何でお母さんが知ってるの?」
「実はね」
「……えー!!」
清花、私たちの出会いは運命的かもよ。
私たちが友達になってしばらく経ったある日、清花が私に言った。
「波良って名字を聞くと小学校のこと思い出すんだよね。2年生の時、転校先の担任の先生が同じ名前だったから」
来た。ついに来たよこの瞬間が。
私はニヤケそうになるのを必死にこらえて、努めて冷静に返事をする。
「うん、知ってた」
「知ってた?どういうこと?」
「それ、私のお母さんだもん」
青春
公開:20/10/12 06:21
縁
コンテスト用に書いてみました
ジャンル【青春】……青春??
(玖寓→久寓に変えました)
読むのが好きです。
書くのは好きだけど苦手です。
作品を読んでいただきありがとうございます。コメント等大変励みになっております。
1週間に1作品投稿を目標にしています。
(現在体調不良のため休み中)
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