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男は、とある貯金箱が売られているのを見つけました。
その貯金箱は
「「そこ」の見えない貯金箱」
「お金をいれると誰かの貯金箱に送られ、次の日に自分の手元に帰ってくる」
といったものでした。
男はそんな話信用できないと思いながらも興味本意で買ってみることにしました。

次の日、男は500円玉を貯金箱に入れてみました。
その次の日、男が貯金箱を見ると小銭が数枚入っていました。
男がいれたお金は、誰かによって使われてしまっていたのです。
「ふざけるな!この貯金箱のせいで俺の金が使われたじゃないか!」
男は怒り、使うのをやめて捨ててしまいました。

その後、男は勤め先を解雇されお金に困ってしまいました。
その間、貯金箱は定期的にお金が入っては消えていきました。
この貯金箱は、信頼を前提として貯金箱の使用者がいれたお金が必要な人に与えられる仕組みだったのです。

「底」を見ないことも大切。
ファンタジー
公開:20/10/10 19:19

かららい様

大学生です
下手くそだけど頑張ってます

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