私の冗談
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4月。地元から少し離れた高校へ入学。
私を知る人がいない教室に入り、窓際の席に荷物を置き、カーテンと開いた窓の隙間に入る。仕切られた空間は心落ち着く場所だった。
ボーッと景色を眺めていると隣から声が聞こえてくる。
「ねぇ、名前なんていうの?」
声をかけてくれた驚きと喜びでしどろもどろになりつつ、モモとの会話は続き、席も前後だったことからよく話すようになった。
6月。体育祭の練習が始まった頃には友人が増え、連絡するようになった休日のある日。
マユからの着信に気付く。
「もしもしー?今日マユはモモと自主練してて、今休憩中なんだー!ギャハハ…」
2人の騒がしい声に私もつられて笑う。適当な会話をして電話を切った後、マユとメールをした。
"モモは教室でもうるさいから困るねー。"
冗談のつもりで送った一言は伝わらず、モモを傷つけてしまった。
誤解は解けないままクラスが替わった。
私を知る人がいない教室に入り、窓際の席に荷物を置き、カーテンと開いた窓の隙間に入る。仕切られた空間は心落ち着く場所だった。
ボーッと景色を眺めていると隣から声が聞こえてくる。
「ねぇ、名前なんていうの?」
声をかけてくれた驚きと喜びでしどろもどろになりつつ、モモとの会話は続き、席も前後だったことからよく話すようになった。
6月。体育祭の練習が始まった頃には友人が増え、連絡するようになった休日のある日。
マユからの着信に気付く。
「もしもしー?今日マユはモモと自主練してて、今休憩中なんだー!ギャハハ…」
2人の騒がしい声に私もつられて笑う。適当な会話をして電話を切った後、マユとメールをした。
"モモは教室でもうるさいから困るねー。"
冗談のつもりで送った一言は伝わらず、モモを傷つけてしまった。
誤解は解けないままクラスが替わった。
その他
公開:20/10/09 11:03
文章を書く勉強中。
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