小学生の記憶(マイナス)

2
3

ピーンポーン

「はーい」

家のインターフォンが鳴り、返事をする母。
ドアを開けるとそこには2人の少女が立っていた。

「あら、こんにちは。リンのお友達?」

「あ、おのー、リンちゃんのお家にアキちゃんが遊びに来てるって聞いたんです。」
1人の少女が話を続ける
「アキちゃんだけ私の誕生日会に来て欲しくて、迎えに来ました!」

あまりにも純粋な言葉に唖然とする母。
「…そ、そう…今2人で遊んでたから、リンも一緒に行っていいかな…?」


こんな会話を露知らず、訳もわからず図書カードを持たされ私も誕生日会へ参加したのでした。



小学生の頃、明確ないじめは無いもののグループの輪に入ろうとすると嫌な顔をされ一人でいることは多かった。
父親譲りの"余計なひとこと"やわがままを、何も考えず発していたのかもしれない。

すでに自分のことは嫌いで大切に思っていなかった。自分で考えずただ生きてた。
その他
公開:20/10/07 18:43

ねむだる

文章を書く勉強中。
 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容