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私は耳を疑った。まさかそんな事を話していたとは。
奴らの本当の声を初めて聞いた。
ヘッドホンを通して奴らの声が聞こえてくる。
「おい、最近どうだこの辺りは」
「取締りがキツくて全然ダメっす。仕事になりません。」
「どこも同じか。昔は餌になりそうな鴨がそこいらにいたんだがな。」
「本当っすよ。それこそ捨てるほど。食うに困らなかったっすからね。でも問題はそれより、質が落ちてます。やばい原料が混じってるんすよ。」
「同感だ。とても食えたもんじゃない。奴らの脳みそは腐ってやがる。」
「ちょ。声がでかいっすよ。聞こえちゃうじゃないですか。」
「カッカッ。バカ言え。分かるはずねえよ。」
「そっすね。ほんと人間のアホ面にはヘドがでます。」
思わず私は開発中の翻訳機の電源を落とした。
手で汗を拭う。奴らはこんな事を話していたとは。
しかも大声で…
外では絶え間なくカラスの鳴き声が鳴り響いている。
奴らの本当の声を初めて聞いた。
ヘッドホンを通して奴らの声が聞こえてくる。
「おい、最近どうだこの辺りは」
「取締りがキツくて全然ダメっす。仕事になりません。」
「どこも同じか。昔は餌になりそうな鴨がそこいらにいたんだがな。」
「本当っすよ。それこそ捨てるほど。食うに困らなかったっすからね。でも問題はそれより、質が落ちてます。やばい原料が混じってるんすよ。」
「同感だ。とても食えたもんじゃない。奴らの脳みそは腐ってやがる。」
「ちょ。声がでかいっすよ。聞こえちゃうじゃないですか。」
「カッカッ。バカ言え。分かるはずねえよ。」
「そっすね。ほんと人間のアホ面にはヘドがでます。」
思わず私は開発中の翻訳機の電源を落とした。
手で汗を拭う。奴らはこんな事を話していたとは。
しかも大声で…
外では絶え間なくカラスの鳴き声が鳴り響いている。
その他
公開:20/10/04 15:25
まずは自分が楽しむこと。
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