心は曇り後晴れ
8
4
曇っていた
外に出たくなかった
誰とも関わらず過ごしたかった
友達がアイスの差し入れを持ってきたけれど「ごめん」と返した
心配した友達が遊びに誘ってくれたけれど、面倒で断りを入れた
そうして友達は一人また一人と減っていった
だけど悲しくなかった
だって曇っているのだから
一人がいいのだから
パソコンをつけて一人動画を眺める
楽しいはずなのに、曇ったままだった
景色もずっと同じまま
もうこの世界にも飽きたな、と思い始めた頃
彼女は突然現れた
彼女は私の部屋にズカズカ上がり、カーテンを思い切り開けた
眩しくて思わず目を閉じた
光を背に、彼女は私を見つめる
「出かけようよ、篭ってないでさ」
彼女は私の手を引く
外に出ると心地よい風が吹いていた
「ね?大丈夫でしょ?」
友達が繋いだ手を握り直して言った
瞬間、頬が緩んだ
なんだ、晴れてたのか
雲ひとつない青空が広がっていた
外に出たくなかった
誰とも関わらず過ごしたかった
友達がアイスの差し入れを持ってきたけれど「ごめん」と返した
心配した友達が遊びに誘ってくれたけれど、面倒で断りを入れた
そうして友達は一人また一人と減っていった
だけど悲しくなかった
だって曇っているのだから
一人がいいのだから
パソコンをつけて一人動画を眺める
楽しいはずなのに、曇ったままだった
景色もずっと同じまま
もうこの世界にも飽きたな、と思い始めた頃
彼女は突然現れた
彼女は私の部屋にズカズカ上がり、カーテンを思い切り開けた
眩しくて思わず目を閉じた
光を背に、彼女は私を見つめる
「出かけようよ、篭ってないでさ」
彼女は私の手を引く
外に出ると心地よい風が吹いていた
「ね?大丈夫でしょ?」
友達が繋いだ手を握り直して言った
瞬間、頬が緩んだ
なんだ、晴れてたのか
雲ひとつない青空が広がっていた
その他
公開:20/10/04 13:49
ふと感じたこと、昔の思い出などを元に、日常のちょっとした事などを書いたりします。
拙い文章ではありますが、もし1人でも共感してくださる方がおられたら嬉しいです。
完全に自己満足の趣味なので、色々大目に見てやってください。
それにしてもアレですね、400文字に収めるって結構至難の業ですね。
ログインするとコメントを投稿できます