運が良い話
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「やっと見つけたよ。もう怒ってないから僕と一緒に帰ろう」
「ど、どうしてここがわかったの」
「ははは、それぐらい分かるさ。君の事を愛しているからね。少し考えれば君の居場所くらいすぐに分かったよ」
「もうあなたとは会いたくないと言ったでしょ」
「そんな事を言うなよ。僕はこんなに愛しているのに」
「こっちに来ないで。そうやって私も他の女性みたいに殺すんでしょ。あの地下室で」
「ははは、見たのかい、あれを」
「ええ、見たわ。何本もの液体の入った瓶の中に女性の指だけが浸かっている光景を」
「ははは、君の指が悪いのだよ。白く透き通って、私を誘惑して来るから」
「勝手な事を言わないで」
「どうせ君も私の金が目当てで近づいた来たのだろう。私に愛など感じていないのだろ。私の顔は醜悪だからね。でも、安心しなさい。君は他の女性のような扱いにはしないさ」
「本当?」
「運が良い事に新しい拷問器具が届いたからね」
「ど、どうしてここがわかったの」
「ははは、それぐらい分かるさ。君の事を愛しているからね。少し考えれば君の居場所くらいすぐに分かったよ」
「もうあなたとは会いたくないと言ったでしょ」
「そんな事を言うなよ。僕はこんなに愛しているのに」
「こっちに来ないで。そうやって私も他の女性みたいに殺すんでしょ。あの地下室で」
「ははは、見たのかい、あれを」
「ええ、見たわ。何本もの液体の入った瓶の中に女性の指だけが浸かっている光景を」
「ははは、君の指が悪いのだよ。白く透き通って、私を誘惑して来るから」
「勝手な事を言わないで」
「どうせ君も私の金が目当てで近づいた来たのだろう。私に愛など感じていないのだろ。私の顔は醜悪だからね。でも、安心しなさい。君は他の女性のような扱いにはしないさ」
「本当?」
「運が良い事に新しい拷問器具が届いたからね」
公開:20/10/04 22:11
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