呪いの教室

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その学校には呪いの教室があった。使用禁止だが管理のため理科の教師が当直日に出入りしていた。
生徒の男女4人組が肝試しを狙っていた。管理の日の21時から22時までは鍵が開いていることは調査済みだ。
ドアが重い。4人は侵入を果たしたが体が恐ろしく重い。空気も重く呼吸がしづらい。
何か恐ろしい力に捕えられているようだ。女子の悲鳴もゆっくりとしか出てこない。部屋から出たかった。しかし動きは鈍い。
その時ドアが開いた。理科教師の声だ。
「誰だ!何をしている?」
ゆっくりと教室の明かりが灯った。
「お前たちか。ゆっくりと出ておいで」
4人は部屋から出た途端に普通の早さに戻ったため転びそうになった。
「ここは動く速度が極端に落ちる部屋なんだよ。つまりノロくなる。だからノロいの教室なんだ。害はないよ」
『それじゃ呪いは?』「そんなものないよ」
動きがノロくなるのが呪いとも言えるが4人の冒険は終わったのだ。
ホラー
公開:20/10/02 02:13

わんにゃん( 大阪・京都 たまに東京 )

人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。

R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。

フォロー返しは必ずします。コメント返しもします。

【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913

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