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真っ暗な土の中を一匹の猫が歩いていました。
その猫は、とても上手に土の間を通り抜けています。
長い間歩いていると突然、猫が立ち止まりました。
猫は、自分の身体よりも大きな根っこをきっと睨みつけています。
今まで出会った根っこは、とても細いものでした。
猫は覚悟を決めると、根っこに噛み付きました
が、びくともしませんでした。
猫は悔し涙を浮かべながら、その大きな根っこの周りを歩き進める事にしました。
そして、何年か経ち根っこの向こう側に付いた時、猫は成猫になっていました。
せっかく根っこの向こう側に行けたのに、猫は根っこを離れることが出来ませんでした。
いつの間にか、猫にとってその根っこは心地よい物になっていたのです。
猫は、これから先にある向こうの土を見ると、踵を返し、根っこにある小さな穴に入っていきました。
後に残された「にゃお」という鳴き声はとても暖かなものでした。
その猫は、とても上手に土の間を通り抜けています。
長い間歩いていると突然、猫が立ち止まりました。
猫は、自分の身体よりも大きな根っこをきっと睨みつけています。
今まで出会った根っこは、とても細いものでした。
猫は覚悟を決めると、根っこに噛み付きました
が、びくともしませんでした。
猫は悔し涙を浮かべながら、その大きな根っこの周りを歩き進める事にしました。
そして、何年か経ち根っこの向こう側に付いた時、猫は成猫になっていました。
せっかく根っこの向こう側に行けたのに、猫は根っこを離れることが出来ませんでした。
いつの間にか、猫にとってその根っこは心地よい物になっていたのです。
猫は、これから先にある向こうの土を見ると、踵を返し、根っこにある小さな穴に入っていきました。
後に残された「にゃお」という鳴き声はとても暖かなものでした。
ファンタジー
公開:20/09/30 00:35
更新:20/09/30 00:45
更新:20/09/30 00:45
ちろもっちと申します!(元クローバー)趣味で朗読がしたく、短編小説を書き始め、小説投稿サイトを探していたら辿り着きました。不束者ではございますが、宜しくお願い致します(*ᴗˬᴗ)⁾⁾ペコ
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