転校生
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急にクラスで男子が騒がしくなった。
「今度このクラスに女子が来るってよー!」
「マジで!?」
「え、女子が来るってマジー?うひょー!」
「うおおお!春だ!ついに春が来たああ!」
「女の子かー。どんな子なんだろうな。えへへ」
「俺がその子と付き合うことになっても、お前ら恨むなよな!」
「はあ?お前より俺のほうがモテるし!」
「バーカ!じゃあどっちが先にその子と仲良くなれるか勝負な?」
「いいぜ!ぜってー負けねえ!」
「じゃ百円賭けろよ!逃げんなよ?」
ついに噂の女子がクラスに転校してきた。
柔らかい黒髪が肩のあたりでくるんと巻かれた、情の深そうな瞳をした可愛い女の子だった。
「はじめまして」
「…」
「…」
「…」
「…」
聞こえなかったのかな、と女の子は思った。
「あの、はじめまして!」
「あ、うん」
「おう」
「よろ」
「うすっ」
男子は全員顔を赤らめながら、目を合わせてくれなかった。
「今度このクラスに女子が来るってよー!」
「マジで!?」
「え、女子が来るってマジー?うひょー!」
「うおおお!春だ!ついに春が来たああ!」
「女の子かー。どんな子なんだろうな。えへへ」
「俺がその子と付き合うことになっても、お前ら恨むなよな!」
「はあ?お前より俺のほうがモテるし!」
「バーカ!じゃあどっちが先にその子と仲良くなれるか勝負な?」
「いいぜ!ぜってー負けねえ!」
「じゃ百円賭けろよ!逃げんなよ?」
ついに噂の女子がクラスに転校してきた。
柔らかい黒髪が肩のあたりでくるんと巻かれた、情の深そうな瞳をした可愛い女の子だった。
「はじめまして」
「…」
「…」
「…」
「…」
聞こえなかったのかな、と女の子は思った。
「あの、はじめまして!」
「あ、うん」
「おう」
「よろ」
「うすっ」
男子は全員顔を赤らめながら、目を合わせてくれなかった。
青春
公開:20/09/30 22:34
男の子あるある
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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