お姫様の魔法のランプ

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お姫様に父王が魔法のランプをあげた。
「古いペルシャのランプだ。擦ると魔人が現れて願い事を叶えてくれるんだよ」
幼いお姫様は意味がよく分からず放置していたが、15歳になった時思い出して試すことにした。

軽く擦るとポッと小さな火が注ぎ口に灯った。
「これはなに?マッチ代りなのかしら?」
お姫様は思い切り強く擦った。火炎放射器のような炎と共に魔神が出て来た。
『あちちちちちっ!!』
『水に濡らして絞ったタオルを貸してくれないか』魔人が言うので召使いに持って来させた。魔人は焦げたお尻にタオルを当てて一息ついた。
『ありがとう。じゃ俺はこれで失礼するよ』

「待ってよ。私の願い事を聞いて下さいな」
魔人は答えた。
『これは魔神の願いを擦った人が叶えるランプなんだ。もう叶えてもらったからいいよ』
そう言い残すと魔人はランプに戻った。

お姫様はランプを踏み潰して庭に投げ捨てた。
ファンタジー
公開:20/09/30 21:51

わんにゃん( 大阪・京都 たまに東京 )

人生3度目の小説への挑戦です。最初は中高生の時でした。

R2.8.29 初めての利用から数日ですが、コメントされる喜びとコメントする楽しさが分ってきました。こじんまりとしたSNSみたいでいい雰囲気ですね。

フォロー返しは必ずします。コメント返しもします。

【入院】10.29(木)から心臓冠動脈バイパス術で入院します。術日は11.2(月です。
【手術】成功しました。皆様からの応援の賜物と厚く感謝申し上げます。心臓ICUから通信許可出ましたv
【退院】11.14(土)退院。応援有難うございます。ご心配おかけしました。
【他サイト】エブリスタhttps://estar.jp/users/581438913

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