決戦!スルメの夜

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世界を蹂躙する魔王から世界を守るため勇者は立ち上がった。
長い旅の末に遂に決戦となる。
「よく来たな勇者よ。喰らえ、煉獄黒焔(ヘルファイア)‼︎」
「ふん!」
「何⁉︎我が攻撃を防いだだと!なんだその防具は!」
「くくく。これは俺が食べようと思ったスルメさ!あまりに硬くて勇者の剣でも切れなかった。だから盾にした!」
「何⁉︎」
「スルメが食べたくても食べられなかった鬱憤、お前で晴らさせてもらうぞ!」
「魔王である私がそんな理由で倒されてたまるかああ!」
「喰らえ、神ノ雷撃(ライディーン)‼︎」
「でや!」
「何⁉︎効かないだと!」
「フフフ。実は私も昨晩スルメで一杯やろうとしていたのだ」
「なんと、お前も?」
「勇者よ、スルメが食べられなかったのはお前だけではない!」
やがていい匂いが漂ってきた。
どうやらスルメが焼けて柔らかくなったようだ。
「魔王よ、とりあえず一杯やろう」
「おうよ!」
ファンタジー
公開:20/12/02 08:17

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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