マッチョ売りの少女
2
3
「マッチョはいりませんか~」
大晦日の夜、寒空の下で小さな女の子が
マッチョを売っていた。
マッチョたちはもともと大きな貴族の屋敷に
住む使用人たちだったが、貴族が没落して
使用人たちを雇える金がなくなり、売りに
出されることになったのだ。
不機嫌そうな顔で立っているマッチョたち。
それを見て街ゆく人々は恐怖を感じて
近寄ろうとしない。
しばらくして、いやらしい笑いを浮かべた
若い男が少女に近寄った。
「マッチョじゃなくてこいつ買うわ」
少女の手首を引っ張る若い男。
マッチョたちは無言で男にボディブローをし
た。
倒れる男。
マッチョたちは少女を見つめて言った。
「私たち、一緒に自由になりませんか?」
少女は頷いた。
その後少女は元の家には帰らなかった。
少女はマッチョたちと末永く幸せに暮らした
と想像する人はいたかもしれない。
大晦日の夜、寒空の下で小さな女の子が
マッチョを売っていた。
マッチョたちはもともと大きな貴族の屋敷に
住む使用人たちだったが、貴族が没落して
使用人たちを雇える金がなくなり、売りに
出されることになったのだ。
不機嫌そうな顔で立っているマッチョたち。
それを見て街ゆく人々は恐怖を感じて
近寄ろうとしない。
しばらくして、いやらしい笑いを浮かべた
若い男が少女に近寄った。
「マッチョじゃなくてこいつ買うわ」
少女の手首を引っ張る若い男。
マッチョたちは無言で男にボディブローをし
た。
倒れる男。
マッチョたちは少女を見つめて言った。
「私たち、一緒に自由になりませんか?」
少女は頷いた。
その後少女は元の家には帰らなかった。
少女はマッチョたちと末永く幸せに暮らした
と想像する人はいたかもしれない。
ファンタジー
公開:20/12/02 20:53
更新:20/12/02 20:57
更新:20/12/02 20:57
ログインするとコメントを投稿できます