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海で遭難して一年、離島の人々に助けられたものの、記憶が無い。自分が誰かもよくわからない。
ただ、ラーメンが好き。これだけは確かだ。
島の生活も悪くないが、そろそろ、美味しいラーメンが食べたい。
一年ぶりに海を渡り、本土で一番美味しいと評判のラーメンを食べにいくことにした。
店に着くと、すごい行列。頭がくらくらしながらなんとか店内へ、そこにはなぜラーメン屋で働いているのか不思議なくらい可愛らしい女店員がいた。
目が合った!勝手に胸を高鳴らせていると店員が近づいてくる。
「いつか来ると思ってた。」
店員がポツリと呟くと、突然抱きつかれ、泣き出した。
状況が飲み込めないまま、話を聞くと僕と彼女は恋人だったらしい。
ラーメン好きな僕ならきっとこの店に来るはずと、働いてずっと待っていたというのだ。
生きているのかもわからないのに、すごい根性。
何も思い出せない。ただひとつ、ラーメンが好きでよかった。
ただ、ラーメンが好き。これだけは確かだ。
島の生活も悪くないが、そろそろ、美味しいラーメンが食べたい。
一年ぶりに海を渡り、本土で一番美味しいと評判のラーメンを食べにいくことにした。
店に着くと、すごい行列。頭がくらくらしながらなんとか店内へ、そこにはなぜラーメン屋で働いているのか不思議なくらい可愛らしい女店員がいた。
目が合った!勝手に胸を高鳴らせていると店員が近づいてくる。
「いつか来ると思ってた。」
店員がポツリと呟くと、突然抱きつかれ、泣き出した。
状況が飲み込めないまま、話を聞くと僕と彼女は恋人だったらしい。
ラーメン好きな僕ならきっとこの店に来るはずと、働いてずっと待っていたというのだ。
生きているのかもわからないのに、すごい根性。
何も思い出せない。ただひとつ、ラーメンが好きでよかった。
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公開:20/12/01 12:53
大学生
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