不良校正

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僕はクラスの不良たちにいじめられていた。

殴られ蹴られ、

「パン買ってこい」

と言われる日々。

イラついていた僕はある日、

不良たちに必殺連続パンチをくらわせた。

倒れる不良たち。

「何故この技を今まで隠していた!」

「この技は怒りのパワーが満タンにならないと

効果が発揮できないんだ」

その日から不良たちは僕に近づかなくなった。

数日後、僕が教室に入ると机に

落書きがされていた。

「馬カ」「安保」「イネ」

僕は後ろを振り返る。

ニヤニヤした顔の不良たちがいた。

僕は周りのクラスメイトたちを呼んで、

自分の机に集めた。

「誤字脱字ばかりでひどいね、これを

書いた人たちは漢字能力を鍛えたほうがいいだ

ろう」

僕はペンで誤字を波線で消すと、上に正しい漢

字を書いた。

クラスメイトは不良たちを見た。

不良たちは赤くなってうつむいた。
青春
公開:20/11/29 20:49
更新:20/11/29 20:49

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