無人販売所

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散歩していると、どれも百円と書かれた立て札の横に、野菜等が並べられている。商品棚の左端には、ビニール袋がぶら下げてあり、気に入った野菜を各自で袋に入れ、横の代金箱の中にコインを払い商品を貰って帰る。

たまに管理者が出ているのを見る時もあるが、殆ど居ない。商品が無くなれば補充はされずに閉店ガラガラである。
商品は茄子・人参・キュウリ・ミニトマト・ミカン・柿・イチジク・ピーマン・トーガラシ等だが栗や木の実も並ぶときがある。
ある時通り掛かると馬が人参を、リスが栗を、猿が柿を買っていた。
動物達も百円硬貨を持っており買い物するんだ、動物世界にも日本銀行発行通貨が出回っているのかと変に感心した。
どうやってお金を稼ぐのかと聞いたら、飼われている者は、お手伝いをして小遣いを貰い、野生の者は動物園等で掃除したり、草むしり等のアルバイトをしていると言った。
ファンタジー
公開:20/11/28 07:00
更新:20/11/28 18:58

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