おにぎりの秘密
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花子ちゃんの身体は米粒だらけであった。なぜこんな悲惨な事件が起こったのであろうか?
5歳になる花子ちゃんは疑問があればなんでも質問する秀才タイプ。
そんな頭の良い花子ちゃんはおにぎりが大好きだった。
「どうやって作るの?」とママに聞く。
「手でね。こうやって作るのよ」
適度に濡らした手に塩を少し付ける。ママがその準備をしたので、あとは握るだけ。しかし、どうも硬いおにぎりになってしまう。
「どうやってフワフワにするの?」と小首を傾げる。
「水を手につけてね、優しく握ってね、中に空気を入れるのよ」とママは言う。
「空気ってなーに?」とまた傾げる。
「風船の中に入ってるやつよー」
それを聞いた花子ちゃんは十分に理解した模様。
べちゃべちゃに濡らした手で米粒を握り、唇を付けて風船を膨らますように吹きつけた。
「ぶーーーーーー!!!」
こうして事件は起こったのである。
5歳になる花子ちゃんは疑問があればなんでも質問する秀才タイプ。
そんな頭の良い花子ちゃんはおにぎりが大好きだった。
「どうやって作るの?」とママに聞く。
「手でね。こうやって作るのよ」
適度に濡らした手に塩を少し付ける。ママがその準備をしたので、あとは握るだけ。しかし、どうも硬いおにぎりになってしまう。
「どうやってフワフワにするの?」と小首を傾げる。
「水を手につけてね、優しく握ってね、中に空気を入れるのよ」とママは言う。
「空気ってなーに?」とまた傾げる。
「風船の中に入ってるやつよー」
それを聞いた花子ちゃんは十分に理解した模様。
べちゃべちゃに濡らした手で米粒を握り、唇を付けて風船を膨らますように吹きつけた。
「ぶーーーーーー!!!」
こうして事件は起こったのである。
ミステリー・推理
公開:20/11/28 02:26
はじめまして。プロフィールを見てくれてありがとうございます。とっても嬉しいです。
ジャンルは濃い恋愛以外はなんでも書きます。
ショートショートも大好きです。やはり源流は星新一先生ですね。
カクヨムでハイジの続きとか小説書いてます。こちらもよろしくお願いします。
@hukudahappy
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