0
2
病に倒れたお父さんの事業を継ぐために、好きな人が遠くの実家へ帰ってしまった。
ホワイトデーのお返しでくれた赤い宝石箱。
事情を知らず告白したら
「ありがとう。うれしいよ。でも…今は付き合えない」という返事。
自分でも不器用だという彼からはLINEの返信もなくなってきている。
ふと、あの宝石箱を開けてみた。
「何これ…!?」
つい声に出てしまうくらい驚いた。
まだ何も入れていない箱の中はまるでプロジェクションマッピングのようにキラキラと光っているのだ。
じっと見ていると文字が浮かび上がってきた。
"約束は忘れてないよ"
時間にして数秒だったが、心の奥底に入っていくような感覚がある。
それから毎日この箱を開ける。
"会いたい"
どうも今の彼の気持ちを伝えてくれているようなのだ。
一年後、私たちは再会する。
出会った日と同じ、約束の公園で。
ホワイトデーのお返しでくれた赤い宝石箱。
事情を知らず告白したら
「ありがとう。うれしいよ。でも…今は付き合えない」という返事。
自分でも不器用だという彼からはLINEの返信もなくなってきている。
ふと、あの宝石箱を開けてみた。
「何これ…!?」
つい声に出てしまうくらい驚いた。
まだ何も入れていない箱の中はまるでプロジェクションマッピングのようにキラキラと光っているのだ。
じっと見ていると文字が浮かび上がってきた。
"約束は忘れてないよ"
時間にして数秒だったが、心の奥底に入っていくような感覚がある。
それから毎日この箱を開ける。
"会いたい"
どうも今の彼の気持ちを伝えてくれているようなのだ。
一年後、私たちは再会する。
出会った日と同じ、約束の公園で。
恋愛
公開:20/11/27 22:44
更新:20/12/05 20:28
更新:20/12/05 20:28
コメントはありません
ログインするとコメントを投稿できます