魔女の森
12
9
三人の子供が森へ行ったまま帰って来ないので捜して欲しいと、依頼を受けた。
この森は魔女の森と呼ばれている。
魔女に誘拐されたかもしれない。
道中、二匹の魔物が襲いかかってきた。
小さい魔物だからといって油断できない。
剣で斬り裂き、息の根を止めた。
魔女の家に到着し、子供が来ていないか訪ねた。
魔女は顔を歪めながらテーブルに指をさす。
紅い塊が山積みに積み上げられていた。
「魔物の血で作った菓子さ。私が家を空けてる間に、勝手に食べやがったのさ。外を見てみな」
窓から外を見ると、一匹の小さい魔物が寝ていた。
「魔物化した人間を元に戻すのは無理だ。魔女の私でもね」
もう人間に戻ることは出来ないらしい。
依頼者に報告しづらいな…。
「あと二匹は森を出ようと出口に向かったみたいだが、見てないかい?」
「……」
二匹の魔物から浴びた赤い返り血が、頬を伝う。
それを見て、魔女は笑みを浮かべていた。
この森は魔女の森と呼ばれている。
魔女に誘拐されたかもしれない。
道中、二匹の魔物が襲いかかってきた。
小さい魔物だからといって油断できない。
剣で斬り裂き、息の根を止めた。
魔女の家に到着し、子供が来ていないか訪ねた。
魔女は顔を歪めながらテーブルに指をさす。
紅い塊が山積みに積み上げられていた。
「魔物の血で作った菓子さ。私が家を空けてる間に、勝手に食べやがったのさ。外を見てみな」
窓から外を見ると、一匹の小さい魔物が寝ていた。
「魔物化した人間を元に戻すのは無理だ。魔女の私でもね」
もう人間に戻ることは出来ないらしい。
依頼者に報告しづらいな…。
「あと二匹は森を出ようと出口に向かったみたいだが、見てないかい?」
「……」
二匹の魔物から浴びた赤い返り血が、頬を伝う。
それを見て、魔女は笑みを浮かべていた。
ファンタジー
公開:20/11/22 14:27
ショートショートが好きで登録させてもらいました。
よろしくお願いします!
僕の書いた話が、頭の片隅に残ってくれたら嬉しいです。
★Twitter
https://twitter.com/ta_kun0717
ログインするとコメントを投稿できます