カウンセリングを受ける木下君
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木下君がカウンセリングルームにやって来た。
「失礼します」
「今日はどのような問題で?」
「実は僕…実は…」
「何でも話してみてください。大丈夫ですよ」
「実は僕…!」
「はい…」
木下君はごくりと唾を飲み込んだ。
「悩みが何もないんです!」
「はぁ」
「僕の心は何かおかしいんでしょうか?他のみんなは色んなことで悩んでいるのに…僕だけが!」
「どうでしょうねえ。ご自身ではどう思われますか」
「いえ、僕はおかしいと思いません。でも他の人からはどうなのかな。カウンセラーさんは僕をおかしいと思いますか」
「うーん、ちなみにそれで今何かお困りのことはありますか」
「いえ何も困ってません!」
「じゃあ…いいんじゃないですか?」
「本当ですか!何も悩まなくても?」
「いいと思いますよ。だって無理に悩もうとして悩むなんて変じゃありませんか」
ぱーっと木下君の顔が明るくなった。
そして最後の悩みが消えた。
「失礼します」
「今日はどのような問題で?」
「実は僕…実は…」
「何でも話してみてください。大丈夫ですよ」
「実は僕…!」
「はい…」
木下君はごくりと唾を飲み込んだ。
「悩みが何もないんです!」
「はぁ」
「僕の心は何かおかしいんでしょうか?他のみんなは色んなことで悩んでいるのに…僕だけが!」
「どうでしょうねえ。ご自身ではどう思われますか」
「いえ、僕はおかしいと思いません。でも他の人からはどうなのかな。カウンセラーさんは僕をおかしいと思いますか」
「うーん、ちなみにそれで今何かお困りのことはありますか」
「いえ何も困ってません!」
「じゃあ…いいんじゃないですか?」
「本当ですか!何も悩まなくても?」
「いいと思いますよ。だって無理に悩もうとして悩むなんて変じゃありませんか」
ぱーっと木下君の顔が明るくなった。
そして最後の悩みが消えた。
その他
公開:20/11/22 09:20
更新:20/11/22 09:22
更新:20/11/22 09:22
木下君
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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