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「ラブレターを書くといい。前原、君は字がうまいし。」
高校の教室、恋愛に積極的になれず弱音ばかりの僕に、親友の田中が言った。
そこから僕と田中の特訓が始まった。毎日、書いては消しを繰り返し、僕は驚くべき字の上達を遂げて行った。それは周囲が驚くほどに。
「前原くんの字は本当に綺麗ね。もし、よかったら…」
ある日、クラスの女子がラブレターの代筆を依頼してきた。僕は特訓の一環のつもりだったが、彼女が見事恋を実らせたことをきっかけに、女子の間で「恋が叶うゴーストライター」と言う妙な噂が立ち、代筆の依頼が増えた。それは僕に自信をつけてくれた。
そしてついに、渾身のラブレターを書ききり、
いよいよあの子に渡そうと決意を固めた、ある日、その子は言った。
「前原くん…実は代筆をお願いしたいの。」
恋い焦がれた彼女に渡された下書きには、
親友・田中への秘めた恋心がしたためられていた。
高校の教室、恋愛に積極的になれず弱音ばかりの僕に、親友の田中が言った。
そこから僕と田中の特訓が始まった。毎日、書いては消しを繰り返し、僕は驚くべき字の上達を遂げて行った。それは周囲が驚くほどに。
「前原くんの字は本当に綺麗ね。もし、よかったら…」
ある日、クラスの女子がラブレターの代筆を依頼してきた。僕は特訓の一環のつもりだったが、彼女が見事恋を実らせたことをきっかけに、女子の間で「恋が叶うゴーストライター」と言う妙な噂が立ち、代筆の依頼が増えた。それは僕に自信をつけてくれた。
そしてついに、渾身のラブレターを書ききり、
いよいよあの子に渡そうと決意を固めた、ある日、その子は言った。
「前原くん…実は代筆をお願いしたいの。」
恋い焦がれた彼女に渡された下書きには、
親友・田中への秘めた恋心がしたためられていた。
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公開:20/11/18 18:27
更新:20/11/18 19:04
更新:20/11/18 19:04
LoveLetters③
恥ずかしながら戻って参りました
空津 歩です。
ずいぶんお留守にしてました。
ひさびさに描いていきたいです!
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