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パラボラアンテナの立ち並ぶ住宅街にR氏の家もあった。
「ここのアンテナだけ少し形が違いますね。円錐形だ」
「アンテナじゃない。よく見たまえ、何かに似てないか」
「白いのは塗装でなく、内側に貼ってある紙か…あれは濾過装置か…じゃあ…」
「そう、あの紙は太陽光の為の濾紙。好きな色の光を抽出できる。だから色々種類があってね。紙の粗さも違う」
「プリズムみたいなもんですか?そもそも抽出って…」
「濾紙なら君だって朝食の時に使うだろ?それと同じだよ」
そう言って氏は持っていたマグカップを差し出した。中のコーヒーの表面には紫の渦があった。
「コーヒーと混ぜる…朝食って…そういう事か!」
「ああ、これで七杯目だ。どの色も美味い、まさに完璧な虹だ!」
「すごい…!あれ、あそこの瓶に入っている白いのは何です?いや、白…ということは、あれは抽出せずに太陽光をそのまま瓶に入れ」
「あれはただのミルクだ」
「ここのアンテナだけ少し形が違いますね。円錐形だ」
「アンテナじゃない。よく見たまえ、何かに似てないか」
「白いのは塗装でなく、内側に貼ってある紙か…あれは濾過装置か…じゃあ…」
「そう、あの紙は太陽光の為の濾紙。好きな色の光を抽出できる。だから色々種類があってね。紙の粗さも違う」
「プリズムみたいなもんですか?そもそも抽出って…」
「濾紙なら君だって朝食の時に使うだろ?それと同じだよ」
そう言って氏は持っていたマグカップを差し出した。中のコーヒーの表面には紫の渦があった。
「コーヒーと混ぜる…朝食って…そういう事か!」
「ああ、これで七杯目だ。どの色も美味い、まさに完璧な虹だ!」
「すごい…!あれ、あそこの瓶に入っている白いのは何です?いや、白…ということは、あれは抽出せずに太陽光をそのまま瓶に入れ」
「あれはただのミルクだ」
ファンタジー
公開:20/11/13 16:16
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