バック・トゥ・ザ・???
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コーヒーの香りがただよう広いリビング。庭に面した大きなガラス窓のカーテンは開け放たれ朝日がまばゆく輝いている。スピーカーからは心地よい女性の声で今日の天気予定が流れている。
しかし、そこには誰の姿もない。
画面が転換し、こじんまりとした部屋。壁中に巨大なスピーカーが並び、サングラスをかけエレキギターを抱えた男が右手にピックを持ち上げポーズをとって立っている。
アンプのボリュームを最大限に上げているために不気味な振動がかすかにしている。
と、彼は渾身の力でピックを振り下ろした。
その瞬間、エレキギターの奏でる雑音とともにスピーカーが大爆発を起こし、彼は吹き飛ばされる。
「グランパ!?」
呆れ顔の少年が慌てもせずにやってきて、瓦礫の中から彼を救出しながらつぶやく。
「ボケているのに、なぜか毎年今日だけはギターを弾きたがるんだよなあ」
そう、マーティーが戻ってきた日なのだ。
しかし、そこには誰の姿もない。
画面が転換し、こじんまりとした部屋。壁中に巨大なスピーカーが並び、サングラスをかけエレキギターを抱えた男が右手にピックを持ち上げポーズをとって立っている。
アンプのボリュームを最大限に上げているために不気味な振動がかすかにしている。
と、彼は渾身の力でピックを振り下ろした。
その瞬間、エレキギターの奏でる雑音とともにスピーカーが大爆発を起こし、彼は吹き飛ばされる。
「グランパ!?」
呆れ顔の少年が慌てもせずにやってきて、瓦礫の中から彼を救出しながらつぶやく。
「ボケているのに、なぜか毎年今日だけはギターを弾きたがるんだよなあ」
そう、マーティーが戻ってきた日なのだ。
SF
公開:20/11/13 17:00
更新:20/11/13 15:35
更新:20/11/13 15:35
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米西海岸は17時間前
ヒルバレーの落雷は22時4分
オオカミの自信作
ホントは400でやりたかった
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
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