不完全犯罪

とある街で何年も捕まらない盗人がいました。
その盗人は毎回同じスタイルで盗みを繰り返しており、その盗人は女であること以外、分かっていなかった。
盗人は空き巣やひったくりと手段は異なるが一貫して裸で犯行に及ぶのだ。
では、なぜ捕まらないのか。
犯人の目撃者は犯人の体を覚えていても、顔を覚えていないからである。
犯行は昼夜問わず、行われたが捕まることがなかった。

そんな盗人だが、ある昼下がりの犯行で捕まった。
犯行現場を目撃した小さな女の子の証言から、犯人が特定されたからであった。