断崖絶壁

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犯人とされる老夫は断崖絶壁に立ち、海を眺めていた。
この老夫を事件の犯人と断定し、追い詰めた刑事は「馬鹿な真似はよせ!」と叫ぶ。
犯人は「これでいいんだよ。」と崖から飛び降りようとした直後、刑事が突然頭を抱え、呻き声を上げ、その場に蹲った。
「思い出すんじゃない!」断崖絶壁の犯人は叫ぶが、刑事は思い出す。
「犯人は俺じゃないか、父さん。」
刑事の男は断崖絶壁に立つ父に少し掠れた声で叫ぶ。
事件の真相を思い出す。
絶望し、刑事は断崖絶壁のその先へ向かう。
父は刑事を止めるため取っ組み合いになる。
気付くと断崖絶壁には刑事が、たった一人立っていた。
そんな刑事に向かって、「何やってるんだよ、父さん!」と叫ぶ。
気付くと先程の刑事の立ち位置に青年が立っており、断崖絶壁の刑事は「これでいいんだよ。」と崖から飛び降りようとした直後、青年は突然頭を抱え、呻き声を上げ、その場に蹲った。
そしてー
ミステリー・推理
公開:20/11/11 09:51
更新:20/11/11 20:54

こめだわら( 東京都 )

20代後半、奈良県出身。
文章構成等々のご指摘をいただけますと幸いです。
400字を超える小説はnoteに書こうと思います。
https://note.com/rrr040339

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