余白のあなたと、洋墨の自分。

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眠くなる。
あたたかな布団に丸まる。
しあわせな夢をみたいね。
どこまでも、無色透明の底に沈んでゆく。
黒い黒い自分が、沈んでゆく。
うえでは、白いあなたが微笑んでいる。
手を差し出してくれた。
それは、気まぐれかもしれないが……。
それで、救われた自分である。
その純白が、芸術の美の極地にいる。
そんな気がして。
僕は、色を捨てた。
公開:20/11/09 11:32

TSUJISHIMA

はじめまして、辻島 治と申します。
よろしくお願いします。

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