ひとつの未来

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目の前に、僕の墓がある。
これが僕の未来…信じられない。
興味本位で自分の未来を見に来た結果がこれだ。
タイムマシンを完成させた喜びが、一気に冷めていく。

十年後の街は、ゴーストタウンへと姿を変えていた。
空気が悪いのか、吸うたびに咳が出る。
人がいなくなった代わりに、数えきれないほどの墓が建っていた。
十年の間に何があったのだろうか?

“謎の病で感染者が続出。発症者は意識不明の重体。原因は不明“
落ちていた新聞紙の日付は十年前の、現代の一ヶ月後だった。
「嘘だろ…」
たった一ヶ月で…街が…僕が…。
「原因を突き止めないと」
タイムマシンに乗り込み、現代へ戻った。
燃料の補給やメンテナンスが必要なので、しばらくは使えないだろう。

少し、身体が重い。
タイムトラベルは負荷がかかるようだ。
「げほげほ」
まだ咳が出るが、しばらくすれば治るだろう。

僕は未来を変えるため、街へ向かった。
SF
公開:20/11/07 21:20

たーくん。( 関西 )

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