仲間探し
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空を見上げると郵便・宅配物を運搬するドローンやクルマが走っている。
そんな時代に風船が飛んでいた。
風船は低空飛行しており、ゴムの隙間からヘリウムが減ってきているのだろうと推測する。
そんな風前の灯火の風船はドローンの横切る風圧で、空の旅を終えた。
ドローンの当て逃げにより、役目を終えた風船の残骸が私の前にぽとっと落ちる。
その風船には手紙が括り付けられていた。
今時、紙でメッセージを送るとは不効率だなと思う。
手紙を拾い上げ、開けてみる。
「この手紙を見てくれている人はきっと人間のはず。
返事を下さい、友達になりましょう。」
二行の文章と住所だけが書かれた手紙。
残念ながら、私は人間ではない。
というより、人間はとっくに滅びたはず。
しかし、この手紙の送り主に興味がある私は返事の手紙をしたためた。
そんな時代に風船が飛んでいた。
風船は低空飛行しており、ゴムの隙間からヘリウムが減ってきているのだろうと推測する。
そんな風前の灯火の風船はドローンの横切る風圧で、空の旅を終えた。
ドローンの当て逃げにより、役目を終えた風船の残骸が私の前にぽとっと落ちる。
その風船には手紙が括り付けられていた。
今時、紙でメッセージを送るとは不効率だなと思う。
手紙を拾い上げ、開けてみる。
「この手紙を見てくれている人はきっと人間のはず。
返事を下さい、友達になりましょう。」
二行の文章と住所だけが書かれた手紙。
残念ながら、私は人間ではない。
というより、人間はとっくに滅びたはず。
しかし、この手紙の送り主に興味がある私は返事の手紙をしたためた。
SF
公開:20/11/08 03:57
更新:20/11/08 04:23
更新:20/11/08 04:23
20代後半、奈良県出身。
文章構成等々のご指摘をいただけますと幸いです。
400字を超える小説はnoteに書こうと思います。
https://note.com/rrr040339
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