『空耳』 ソリューション
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僕は教室で一人昼食を摂っていた。周りには男女のグループ。
何か僕のことを言っている気がした。盛大な笑いが起こる。
嫌な気分になる。
考えすぎだろうか。
でもいじめになったら嫌だなと僕は従兄に相談した。
「それは黙ってるお前も悪い」
「そうかな……」
「もし違っててもいいから静かにしてくれって言えば少し違うぞ」
「でも……」
「いいか、一度目はそういう事もある。二度目は要注意リスト入り。三度目はやり返せ。でないと相手はつけあがる。まずはそのための力をつけることだ。筋トレはいいぞ」
そう言う兄ちゃんはがっしりして堂々としてる。
僕は修行を始めた。
「悪いけど、その笑い静かにしてくれないかな」
「は?うちらの勝手っしょ」
「ん?空耳かな?」
僕は気合と共に手刀で机を叩き割った。
彼女達は震えて頷いた。
その後、クラスから空耳は聴こえない。ただ僕は、職員室で盛大なお説教を聴くハメになったけれど。
何か僕のことを言っている気がした。盛大な笑いが起こる。
嫌な気分になる。
考えすぎだろうか。
でもいじめになったら嫌だなと僕は従兄に相談した。
「それは黙ってるお前も悪い」
「そうかな……」
「もし違っててもいいから静かにしてくれって言えば少し違うぞ」
「でも……」
「いいか、一度目はそういう事もある。二度目は要注意リスト入り。三度目はやり返せ。でないと相手はつけあがる。まずはそのための力をつけることだ。筋トレはいいぞ」
そう言う兄ちゃんはがっしりして堂々としてる。
僕は修行を始めた。
「悪いけど、その笑い静かにしてくれないかな」
「は?うちらの勝手っしょ」
「ん?空耳かな?」
僕は気合と共に手刀で机を叩き割った。
彼女達は震えて頷いた。
その後、クラスから空耳は聴こえない。ただ僕は、職員室で盛大なお説教を聴くハメになったけれど。
青春
公開:20/11/05 21:32
はじめまして~。
いつだって初心で、挑戦者のこころでぶっ込みたい素人モノ書きです。
沢山の方々に支えられ、刺激を与えられ、触発されて今日ももちょもちょ書いております。
一人だけでは生み出せないモノがある。
まだ見ぬステキな創造へ、ほんの少しずつでも進んでいきたい。
ショートショートというジャンルに触れる切っ掛けをくださった、
月の音色と大原さやかさんを敬愛し感謝しております。
興味をもって読んでくださる全ての方にも、ありがとうございます~^^
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