借り物競争

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僕はグラウンドを走っていた。
高校の体育祭の借り物競争の最中である。
競技のメインコンテンツである借り物を決める箱の前にたどり着く。
箱の中に手を入れ、紙を取り出す。
「好きな人」と書かれている。
借り物が決まったので、一目散に同じクラスの吉岡のもとに行き、手を取り、一緒に走る。
そして、一着でゴールイン。
僕と吉岡の仲も深まった。

これが決め手となり、私の所属する紅組が見事優勝した。
こうして、明星男子高校の体育祭は幕を下ろした。
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公開:20/11/02 23:02
更新:20/11/02 23:23

こめだわら( 東京都 )

20代後半、奈良県出身。
文章構成等々のご指摘をいただけますと幸いです。
400字を超える小説はnoteに書こうと思います。
https://note.com/rrr040339

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