あかちゃんなんて、だいきらい!
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                                あかちゃんなんてだいきらい。
うまれたばっかのおとうとは、なんにもできないし、いつもないてばかり。
だから、おとうさんもおかあさんもおとうとにつきっきり。
「おとうさんあそぼうよ」
「あとでな」
「おかあさん!」
「もうちょっと待ってね」
まいにちずっとそのくりかえし。それだけじゃない。おとうさんはおとうとにばっかりおみやげかってくるし、おかあさんはおとうとがなくとすぐぼくのせいにする。
「お兄ちゃんでしょ」
なりたくておにいちゃんになったんじゃないやい。
あるひ、おとうさんとおかあさんがいないとき、おとうとがなきだした。
やめろよ、おまえがなくとぼくがおこられるんだぞ!
「ほら、えほんよんでやるから」
「べろべろばー!」
「あら?あなたちょっと見てよ」
「ん?···はは、何だかんだ言って仲良しだな」
手を繋ぎながら眠る小さな子供達。今夜はお兄ちゃんの好きな物作らなきゃと、妻が呟いた。
    うまれたばっかのおとうとは、なんにもできないし、いつもないてばかり。
だから、おとうさんもおかあさんもおとうとにつきっきり。
「おとうさんあそぼうよ」
「あとでな」
「おかあさん!」
「もうちょっと待ってね」
まいにちずっとそのくりかえし。それだけじゃない。おとうさんはおとうとにばっかりおみやげかってくるし、おかあさんはおとうとがなくとすぐぼくのせいにする。
「お兄ちゃんでしょ」
なりたくておにいちゃんになったんじゃないやい。
あるひ、おとうさんとおかあさんがいないとき、おとうとがなきだした。
やめろよ、おまえがなくとぼくがおこられるんだぞ!
「ほら、えほんよんでやるから」
「べろべろばー!」
「あら?あなたちょっと見てよ」
「ん?···はは、何だかんだ言って仲良しだな」
手を繋ぎながら眠る小さな子供達。今夜はお兄ちゃんの好きな物作らなきゃと、妻が呟いた。
        その他
      
      公開:20/11/02 11:50      
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