ジャックが亡くなった

6
2

「ジャックが亡くなった!?」
午前2時、波野は先生からの電話で跳び起きた。先生は酷く取り乱していた。「とにかく急いで来てくれ!」それだけ言うと電話が切れた。波野は眠っている脳を回転させた。ジャックが亡くなった?となると先生が危ない。奥さんと娘さんも避難させなくては。事態は急を要する。
波野はすぐさま電話を掛けた。
「三郎くん、遅くに悪いが急いで先生の自宅に向かってくれ。ジャックが亡くなった」
三郎は一つ返事で引き受けた。
波野は用件だけ伝えるとすぐに家を出た。

先生の自宅に着いた、まだ三郎は来ていないようだ。
玄関を開け居間に入る、辺り一面荒されていた。奥さんと娘さんが殴られたようで、泣いて蹲っていた。
書斎に入ると、先生が床に倒れ、横にはジャックが転がっていた。
遅かったか!

そこに三郎がやってきた「三河屋です!先生持ってきました!」

三郎は両手にジャック・ダニエルを持っていた。
ミステリー・推理
公開:20/11/01 23:13
アル中 酒乱 サザエさん

小川さら

口下手で面白い事が言えません。
だから書いてみます。

忌憚のないご意見をお待ちしております。
 

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容