毎日の習慣

「君は何を考えているかわからない、得体の知れない奴だな」
　ある人にそう言われて、私はひどく落ち込んだ。
　私はなにかと、隠したがる性格だ。引っ込み思案とも、内弁慶ともいえる。その性格を改善したいと思い、何事も隠さないオープンな人間になろうと決意した。しかし三日坊主になりそうだ。
　何かを毎日やろうと決めたとき三日坊主にならないようにするには、毎日続けている習慣にくっつけるといいらしい。そこで私は、日課のジョギングに何かを付け加えようと考えた。

　考えた結果私は、自分のすべてを隠さずさらそうと毎日、全裸でジョギングをすることにした。実行してみると、はじめは羞恥心があったが、しだいにそれは爽快感へと変わった。肌に直にうける冷たい秋風と、人々の冷たい視線が心地よい。やみつきになりそうだ。

　実行した結果、日々お巡りさんとお話をする習慣がついた。