気になるあの子
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俺には気になる女がいる。その女は特に可愛いわけではない。よく話すわけでもないし、接点だって特にない。同じ大学の同じ学部に通う同級生だ。それだけなのに最近、凄く気になっている。
「それは恋だな」
友人に言われるも実感できない。これが恋?
初恋とも、高校の時に付き合っていた彼女に抱いた感情ともまるで違う。これが恋なのか?
「気になるならまず話しかけてみろよ。友達からでも、付き合いがなけりゃ始まらないぞ」
…そうだな。俺はこの気持ちの正体を知る為に彼女に声をかけた。
私には気になる男がいる。その人は真面目で気さくで、誰にでも優しい。
(彼の彼女になれたらなぁ…)
だから私は力を使った。サトラセという、サトリでもサトラレでもない、自分の思っている事を相手に悟らせる特殊能力。私はそれを使って、私という存在を彼に悟らせる。
…なんて、全ては私の妄想のはずだった。
今日、私は彼から声をかけられた。
「それは恋だな」
友人に言われるも実感できない。これが恋?
初恋とも、高校の時に付き合っていた彼女に抱いた感情ともまるで違う。これが恋なのか?
「気になるならまず話しかけてみろよ。友達からでも、付き合いがなけりゃ始まらないぞ」
…そうだな。俺はこの気持ちの正体を知る為に彼女に声をかけた。
私には気になる男がいる。その人は真面目で気さくで、誰にでも優しい。
(彼の彼女になれたらなぁ…)
だから私は力を使った。サトラセという、サトリでもサトラレでもない、自分の思っている事を相手に悟らせる特殊能力。私はそれを使って、私という存在を彼に悟らせる。
…なんて、全ては私の妄想のはずだった。
今日、私は彼から声をかけられた。
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公開:20/08/28 18:48
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