ギャラクシー筆箱

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クリスマスの夜、ぼくはサンタさんに、ロケット鉛筆のプレゼントをお願いした。
すると、翌朝、ギャラクシー筆箱というものが枕元に置いてあった。
中を開けてみる。
やった。まず出てきたのは、ロケット鉛筆だった。
まだ何か入っている。
スペースシャトル鉛筆だ。ロケット鉛筆によく似ているが、芯一本一本がすべてラメ入りだ。
まだまだ入っている。
スターダスト消しゴムだ。消しカスが星屑のようにピカピカと光る。
次は…レーダー定規だ。測りたい直線にこれをかざすと、一瞬にしてその長さがデジタルで表示される。
次は…オーロラ付箋だ。オーロラ色に光る付箋で、クラスの女の子に配れば人気者間違いなしだ。
次は…クレーターコンパスだ。綺麗な円だけでなく、楕円やクレーターのようなボコボコの円も描ける。
次は… あ、もう中は空っぽかな。
ぼくは筆箱を顔の前に近づける。
中を覗くと、無数の星々がキラキラと光り輝いていた。
青春
公開:20/08/27 20:04

日常のソクラテス( 神奈川 )

空想競技コンテスト銅メダル『ピンポンダッシュ選手権』
空想競技コンテスト入賞  『ダメ人間コンテスト』
ベルモニー Presents ショートショートコンテスト入賞 『縁茶』
X (twitter):望月滋斗 (@mochizuki_short)

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