『真夜中のコンビニ』 いわく
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俺はコンビニの店内監視のモンだ。毎日暇そうな客をカメラで追う。
真夜中のシフトのこと。あまりに退屈で店にコーヒーを買いに入った。
そこで入り口付近に子供がいるのに気づいた。
不審に思ったが、裏方の俺が余計なマネはしない方がいい。
戻ってカメラを見る。子供はずっといる。
だが違和感を覚えた。
「この子供、なんで3時間も真夜中に居続けてるんだ?」
いよいよおかしいと思った俺はレジ員に話しに行った。すると、
「何いってるんだ?この一時間ずっと俺たち二人だけだったぞ」
ぎょっとして店内を見歩くと、もう子供はいない。
だが会社には報告した。すると古株の警備員が言った。
「ああ、あるんだよ、そういうの。多分、敷地の昔の住人だろう。かわいそうに、何かあったんだ。不気味だが知らんふりしておけ」
世の中不思議な事があるものだ。その先輩は言う。コンビニが頻繁に入れ替わる場所は、そういう何かがあるらしい、と。
真夜中のシフトのこと。あまりに退屈で店にコーヒーを買いに入った。
そこで入り口付近に子供がいるのに気づいた。
不審に思ったが、裏方の俺が余計なマネはしない方がいい。
戻ってカメラを見る。子供はずっといる。
だが違和感を覚えた。
「この子供、なんで3時間も真夜中に居続けてるんだ?」
いよいよおかしいと思った俺はレジ員に話しに行った。すると、
「何いってるんだ?この一時間ずっと俺たち二人だけだったぞ」
ぎょっとして店内を見歩くと、もう子供はいない。
だが会社には報告した。すると古株の警備員が言った。
「ああ、あるんだよ、そういうの。多分、敷地の昔の住人だろう。かわいそうに、何かあったんだ。不気味だが知らんふりしておけ」
世の中不思議な事があるものだ。その先輩は言う。コンビニが頻繁に入れ替わる場所は、そういう何かがあるらしい、と。
ホラー
公開:20/08/25 22:13
はじめまして~。
いつだって初心で、挑戦者のこころでぶっ込みたい素人モノ書きです。
沢山の方々に支えられ、刺激を与えられ、触発されて今日ももちょもちょ書いております。
一人だけでは生み出せないモノがある。
まだ見ぬステキな創造へ、ほんの少しずつでも進んでいきたい。
ショートショートというジャンルに触れる切っ掛けをくださった、
月の音色と大原さやかさんを敬愛し感謝しております。
興味をもって読んでくださる全ての方にも、ありがとうございます~^^
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