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ミカと先輩はうどん屋にやってきた。2人はよくここでランチするが夜来たのは今日が初めてだ。
―いらっしゃい。
―あら、メニューは?
―夜はメニューがないんです。かわりお好きな日付をお申しつけください。
―え、そんな急に…
―私におまかせでも構いませんよ。
―じゃあ私、店長におまかせ。
―じゃあ私は8月20日。
―かしこまりました。
―はい。お待ちどうさま。
出てきたのは、まっ黒いスープのうどん。真ん中には大きな黄色い満月。
―この日はよく晴れたいい夜でしたね。で、こちらはお客様の。
出てきたのは、ほんのり赤いスープのうどん。うつわの端に白くて細い三日月がのっている。
―この日は、夕焼け空に綺麗な三日月が出てましたね。
月を食べたのは初めてだったがとても美味しく、2人は大満足で店を出た。
―ところであの店、何ていう名前だっけ?
振り返ると看板にこう書いてあった。
「本格月見うどん 岡原」
―いらっしゃい。
―あら、メニューは?
―夜はメニューがないんです。かわりお好きな日付をお申しつけください。
―え、そんな急に…
―私におまかせでも構いませんよ。
―じゃあ私、店長におまかせ。
―じゃあ私は8月20日。
―かしこまりました。
―はい。お待ちどうさま。
出てきたのは、まっ黒いスープのうどん。真ん中には大きな黄色い満月。
―この日はよく晴れたいい夜でしたね。で、こちらはお客様の。
出てきたのは、ほんのり赤いスープのうどん。うつわの端に白くて細い三日月がのっている。
―この日は、夕焼け空に綺麗な三日月が出てましたね。
月を食べたのは初めてだったがとても美味しく、2人は大満足で店を出た。
―ところであの店、何ていう名前だっけ?
振り返ると看板にこう書いてあった。
「本格月見うどん 岡原」
その他
公開:20/08/25 17:18
初投稿は2020/8/17。
SSGで作品を読んだり書いたり読んでもらえたりするのは幸せです。趣味はほっつき歩き&走り(ながらの妄想)。
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