カメと私。

3
3

 彼と家族になったカメ。
 私が彼を知るずっと前からお互いを大切に想いながら生きている。
 三年前、私という邪魔者が共に暮らし始めても目もくれない。
 
 彼が子供のように可愛がるカメ。
 当たり前かのように二人の時間は過ぎる。特別な存在。
 私は大人気なく亀に嫉妬し嫌悪した。
 
 彼が居なくなったカメ。
 私はあなたの事を何も知らない。仲良くなる事も出来ない。でも、私だけが悲しい訳じゃない。
 
 カメと私。
 あなたも私も彼に愛され愛した。取り残された私達はどうすれば...。あなたは私に近寄り見つめ離れての繰り返し。でも、これが今の日常。
 彼が愛したあなた。私もあなたを愛したい。彼が悲しまないようにと最後に残した繋がりを大切に。
恋愛
公開:20/08/25 15:00
更新:20/08/25 16:41

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容