サマーラヴ

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 海辺の街。夏の恋は儚い。
 彼女が恋した彼は、秋の訪れを待たずにどこかへ消えた。
「あぁ、あの人」
 彼女は面影を見つけて駆け寄ってみたが、人違いだった。
 陽も短くなり始めたこのころ、この街には、見失った恋を捜して少女たちが道を彷徨う。

「町長。『夏のイケメン徘徊アルバイト』は結構好評でしたね」
「ああ。出会ったあとは自由恋愛。我々は関知しない……」
「次はクリスマスですね」
「いやいや。その前に、秋の『冬直前 夏の残り火』アルバイトを募集してくれ」
その他
公開:20/08/23 20:14

N(えぬ)( 横浜市 )

読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。

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