勇者、クリア後のひととき

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「よっ!お疲れー!」
「お疲れさま」 
「話、聞かせてくれよ!」
 勇者は魔王の家にいた。彼等は勇者が(正確に言えばプレイヤーが)ゲームをクリアする度に休憩時間を使って乾杯をしていた。ほんの少ししか出番がない魔王は、部下もいる手前好き勝手に出歩く訳にもいかないのでいつも退屈していて、勇者の冒険話を聞くことを何よりも楽しみにしているのだ。
「今回はどうだった?」
「必ず勝てるレベルまで地道に育ててから進むタイプのプレイヤーだったね。正直、もう勝てるよ!って思った場面もあったよ」
「俺だって早くお前と話したいのにさ、慎重にアイテム使いながら攻撃してくるから長期戦で疲れたわ」
「文句は僕じゃなくてプレイヤーに言ってくれ」
 盛り上がる2人。

 ピコン。
 電子音とともに、勇者の目の前に文字が浮かび上がる。
『新しくゲームを始めますか?』
「やれやれ、もうゲームオーバーのようだ。行ってくるよ」
ファンタジー
公開:20/08/21 21:21
更新:23/03/19 22:57
勇者 魔王 ふたりはともだち

久寓

(玖寓→久寓に変えました)

読むのが好きです。
書くのは好きだけど苦手です。

作品を読んでいただきありがとうございます。コメント等大変励みになっております。

1週間に1作品投稿を目標にしています。
(現在体調不良のため休み中)

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