リモイト

より生に近いオンラインLIVEが考えられた。糸電話からヒントを得たリモイトLIVEだ。
会場内の巨大紙コップから音を振動に変換し、視聴者の家に届けるというものだ。視聴者は声援をアーティストへ返せる。
試作品のリモ糸は、クリアで迫力ある音を届けられたものの、ラグの問題が解消できず。
次に開発されたヒカリモ糸が突破口となった。リアルタイムで会場と視聴者を音で繋ぐことに成功。
リモイトLIVEが決まると、糸車を積んだリモ糸車が街を走り、リモ糸が張り巡らされた。ピンと張ることで音のピントも合う。
当日。なんと10万人以上の視聴者が。
オンラインでは体感できない生音に視聴者は興奮し、アーティストはその場にいるような大歓声に熱くなった。
LIVEは大成功だったが後日、ちょっとした問題が。
LIVE中に電線みたいなリモ糸にたくさんの雀が止まっていた。
ROCKに目覚めて、朝から激しく鳴き叫んでいるとか。