夏と山の海
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娘が絵本を読んでいると、突然尋ねてきた。
「パパ、うみって、どんなところ?」
「うーん、そうだなぁ、大きくて、広くて、青くて、冷たくて、しょっぱいところ」
「ふーん、そうなのかぁ」
家が内陸部にあり、海までは遠い。泳げる川はあるが、娘は海を見たことが無い。
「このへんにはないの?」
「うーん、ちょっと遠いところにあるなぁ」
そうなの、と娘ががっくりして寝転がると、「あっ」と声を上げた。
「パパ、うみあったよ。ほら」
突然、上を指さした。
「おおきくて、ひろくて、あおい!」
顔をあげると、雲一つ無い青空が広がってる。確かに、大きくて広くて青い。
「……パパ、あそこ、しょっぱい?」
「うーん、どうかなぁ」
そういえば、空は舐めたことないな。
来週の連休は、娘を海に連れて行こう。
「パパ、うみって、どんなところ?」
「うーん、そうだなぁ、大きくて、広くて、青くて、冷たくて、しょっぱいところ」
「ふーん、そうなのかぁ」
家が内陸部にあり、海までは遠い。泳げる川はあるが、娘は海を見たことが無い。
「このへんにはないの?」
「うーん、ちょっと遠いところにあるなぁ」
そうなの、と娘ががっくりして寝転がると、「あっ」と声を上げた。
「パパ、うみあったよ。ほら」
突然、上を指さした。
「おおきくて、ひろくて、あおい!」
顔をあげると、雲一つ無い青空が広がってる。確かに、大きくて広くて青い。
「……パパ、あそこ、しょっぱい?」
「うーん、どうかなぁ」
そういえば、空は舐めたことないな。
来週の連休は、娘を海に連れて行こう。
その他
公開:20/08/20 13:32
短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。
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