月弓道 - tsuki kyudo -

月弓道実行委員会の会議にて
委員長「今年の十五夜、10月1日に第1回月弓道大会を開催します。「月弓道」では満月を的とします。射手は月の位置、自分の立ち位置を十分に確認しながら、三脚でカメラを固定します。そして、月にねらいを定め矢を放つ瞬間に、そのかわりにカメラのシャッターリモコンを押して月と自分を撮影します。シャッターリモコンは、弓を射る時につける手袋「弓懸」に備え付けられています。シャッターを切れる回数は15回。撮影場所は自由。ただし、月の入りまでに会場に戻って、撮影した写真のうち１番いいものを選んで提出しなければなりません。審査の対象は月と所作の美しさ。10月1日の月の出時刻は17時28分、月の入り時刻4時36分。ただし、風景と月が美しく撮影できるのは、日の入り後のブルーアワーの約1時間。限られた時間のなかで、いかに落ち着いて表現できるかが大事になります。以上、質問はありますか。」