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ある日、福沢諭吉は奇妙な乗り物を見つけた。
よく見ると車体に「タイムマシーン」と書いてある。
「これは未来に行ける乗り物では?」
諭吉はすぐさま飛び乗った。
すると時空が緩みだし、何も見えなくなった。
緩みが収まると、見えてきた世界は2020年の日本だった!
車から降りるや否や、待ちゆく人が一斉に振り返る。
「あ、諭吉先生だ!」
諭吉の周りにあっという間に人だかりができた。
諭吉は、2020年になっても自分が超有名人である事実が嬉しくてたまらない。
「諭吉先生にお会いしとうございました」
ついにはすすり泣きながらそう言う者まで現れた。
(こんなに私は慕われているのか!)
すると民衆は一斉に右手を差し出した。
「1万円をたくさんください!」
「先生、どうかお恵みを!」
何と全員からお金をねだられた。
(???)
2020年の日本は、諭吉に飢えた人々で溢れていたのだ。
よく見ると車体に「タイムマシーン」と書いてある。
「これは未来に行ける乗り物では?」
諭吉はすぐさま飛び乗った。
すると時空が緩みだし、何も見えなくなった。
緩みが収まると、見えてきた世界は2020年の日本だった!
車から降りるや否や、待ちゆく人が一斉に振り返る。
「あ、諭吉先生だ!」
諭吉の周りにあっという間に人だかりができた。
諭吉は、2020年になっても自分が超有名人である事実が嬉しくてたまらない。
「諭吉先生にお会いしとうございました」
ついにはすすり泣きながらそう言う者まで現れた。
(こんなに私は慕われているのか!)
すると民衆は一斉に右手を差し出した。
「1万円をたくさんください!」
「先生、どうかお恵みを!」
何と全員からお金をねだられた。
(???)
2020年の日本は、諭吉に飢えた人々で溢れていたのだ。
その他
公開:20/08/18 18:10
更新:20/08/18 18:12
更新:20/08/18 18:12
歴史ものに特化した小説を書いています。
よろしくお願いします!
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