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もともと気を遣う性格で、友達も少なく休日のほとんどは一人でテントを担いでキャンプをしていた。
そんな僕を会社の同僚たちは「キャンプマニア」と呼んだ。
でも素晴らしい景色に出会えた時は、誰かとこの感動を分かち合いたいと思うときもある。
そんな時、お前以上の「キャンプオタク」がいると紹介されたのが佐々木樹だった。
樹のキャンプ用品の数や知識は僕以上だった。
僕たちは必然的にお互いの家を行き来するほどの仲になり、夜遅くまでキャンプについて語り明かすことも多かった。
そんなある日こと、何気なく樹をキャンプに誘ってみた。
「樹、キャンプいかない?」
「僕、キャンプに行ったことがないんだ。」
思いもよらない答えが返ってきた。
「えっ?」僕がたじろいでいると、樹は気まずそうに
「だってほら、僕、オタク(お宅)だから。」
すまなさそうにそう言うと、一度も使ったことのないピカピカのランタンを磨き始めた。
そんな僕を会社の同僚たちは「キャンプマニア」と呼んだ。
でも素晴らしい景色に出会えた時は、誰かとこの感動を分かち合いたいと思うときもある。
そんな時、お前以上の「キャンプオタク」がいると紹介されたのが佐々木樹だった。
樹のキャンプ用品の数や知識は僕以上だった。
僕たちは必然的にお互いの家を行き来するほどの仲になり、夜遅くまでキャンプについて語り明かすことも多かった。
そんなある日こと、何気なく樹をキャンプに誘ってみた。
「樹、キャンプいかない?」
「僕、キャンプに行ったことがないんだ。」
思いもよらない答えが返ってきた。
「えっ?」僕がたじろいでいると、樹は気まずそうに
「だってほら、僕、オタク(お宅)だから。」
すまなさそうにそう言うと、一度も使ったことのないピカピカのランタンを磨き始めた。
青春
公開:20/08/16 17:13
はじめまして あおぞらです。
読んでいただけたら、この上なく幸せです。
どうぞよろしく!!(^_-)-☆
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